(中1)「正の数」「負の数」
みなさんこんにちは!
キューコーズ、数学担当のととろです。
数学担当とか言いながら、数学の記事を書くのは初めてです。笑
勉強に役立つtopicも、数学の記事も。ボチボチ書いていきますね!
さて、今回は「正負の数」について!
新中学校1年生のみなさんにとって、これまでの小学校での「算数」と、中学校の「数学」では、まず大きな違いが2つあります。
1つ目は、数学は「文字」が中心であること。
最近は小学校でも文字を使った式はやりますが、
xとかyとか、数字じゃない「文字」が中心になるのは、中学校の数学の特徴と言えるでしょう。(この辺はまたおいおい勉強します!)
そして2つ目。
「マイナス」という考え方
が初めて登場するんですね。
今日は、
「プラス」や「マイナス」の考え方
について勉強していきましょう!^ ^
さて、これまで「数学」を習っていなかった人でも、
「マイナス」
という言葉はよく知っているのではないかと思いますし、
使ったこともあるのではないかと思います。
例えば、「温度」。
お湯が沸く温度が100℃、水が凍るのが0℃、とかありますが
冷凍庫って、−18℃が標準なんだとか。
めちゃくちゃ冷たいことで有名な「液体窒素」は−196℃なんですって!(Youtubeとかでよくやってますね。)
他にも、クイズ番組とかで、「−20点!」「+40点!」とか聞いたことありませんか?
この「−」を
「マイナス」
と読んで、数学の世界では
「負の符号(ふのふごう)」
と呼びます。
また、「+」を
「プラス」
と読んで、同じく
「正の符号(せいのふごう)」
と呼びます。
そしてこれは、数字の前にくっつけて、
例えば
+5 (プラスご)
とか
−7 (マイナスなな)
とかいう風に表現するんですね。
「+5」は、「0よりも5大きい数」、
「−7」は、「0よりも7小さい数」、にあたります。
で、
「+5」みたいなプラスのついた数のことを
「正の数(せいのすう)」
「−7」みたいなマイナスのついた数のことを
「負の数(ふのすう)」
と呼びます。
実は、これまで「算数」で勉強してきた「8」とか「2億」とかいう数は、
「+8」とか「+2億」のことだったんですね。
要するに「正の数」だけの範囲でやってきたんです。
これからは、「数」といえば「負の数」も含めて考えるようにしましょうね!
ちなみに、0は正の数でも負の数でもない、特殊な数ですよー
もいっこだけ覚えて欲しいのが、
「整数」って覚えてますか、「整数」。
要するに「4」とか「56」とかの、小数でも分数でもない数のことでしたよね。
で、「正の数」で「整数」の数字のこと、
つまり「正の整数」を
「自然数(しぜんすう)」
と呼びます。
多分、「いち、に、さん・・・」って自分の目で数えられるように、
この世の中に「自然」に存在するから「自然数」、っていうのではないかと思いますが。
ちなみに、「正の数」「負の数」は、単純に「0より大きい数か小さい数か」を表すだけじゃなくって、
「反対の性質を持つ数」としても表現されます。
例えば、
「前に一歩進むことを+1とすると、後ろに一歩戻ることは−1」
とか
「1キロ重いことを+1とすると、1キロ軽いことは−1」
とか、そんな具合に。
なんでも「基準」を設けると、正の数、負の数がはっきりしてくるわけですね。
ちょっとだけややこしいですが、
目標点80点のテストを、82点取れたら「+2」、65点しか取れなかったら「−15」、とかも言ったりします。
そんな反対な性質を持つ「正の数」と「負の数」。
これから三年間ずーーーーっと使い続ける考え方なので、しっかりマスターしましょうね!
では最後に練習問題!
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問1.次の数は、それぞれ「正の数」「負の数」「どちらでもない」のどれか。それぞれ振り分けなさい。
あ)−3 い)3.4 う)+1/3 え)−2.5 お)0
問2. 東へ1キロ進むことを+1とするとき、次の数をプラスやマイナスを使って表しなさい。
(1)東へ2キロ進むこと。
(2)東へ4.5キロ進むこと。
(3)西へ3キロ進むこと。
(4)西へ2.2キロ進むこと。
↓答えは下です!
答
問1
<正の数> い、う
<負の数> あ、え
<どちらでもない> お
問2
(1) +2 (2) +4.5 (3) −3 (4) −2.2
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